理事長(会長)挨拶

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医学部同窓会員の皆様におかれましては、お健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。

 

現執行部の任期も、あと僅か(半年)となりました。

山積する諸課題に対して可能な限りの改善を試みておりますが、

現時点においても「未だ緒に就いたばかり」との印象が否めない現状が多々あり、

残存期間に何をなすべきかの優先順位も視野に入れつつ、

今後の活動を実施して参りたいと考えております。

 

大学の90周年関連諸事業は昨年無事終了致しましたが、

3年後には医学部同窓会の90周年を迎えることとなり、

その先10年後の100周年も見据えつつ、当該年度の執行部に

過大な負担を掛けぬ様に事前の準備に着手して参りたいと存じます。

 

医学部同窓会にとって、卒後10年前後迄の若手会員における同窓会の認知度向上は

喫緊且つ永遠の課題であり、日々多忙で、異動も多いこの時期の会員にとっては

とても同窓会どころではなく、所属、連絡先のリアルタイムの把握は

本部としても常に困難な時期でもあります。

そのため入学時から学生準会員としての自覚と、同窓会の存在と活動内容を周知し、

その後の様々な学生支援によって、卒後正会員となった後も同窓会員であることの

意義を理解して貰える様に、学生に対する様々なサポートを継続・実施し、

同時に若手会員(研究者)への支援も強化することによって、全年代の参画と

その意見の反映が可能となるため、様々な手段を用いて今後もこの支援を実施して参ります。

 

大学当局の主導で始まった「ふるさと会」に関しては、可能な限り協同して参りますが、

最近「同窓会」・「県人会」との違いも含め様々なご質問を戴くことが多くなりましたので、

此処で一旦整理、再認識をさせて戴きます。

医学部同窓会理事(常任幹事)でもある田中一正特任教授(ふるさと会主幹)が兼任で

各支部同窓会総会に出席して、ふるさと会への勧誘と説明を積極的に展開していることもあり、

両組織の違いが不明確となっている側面もありますが、

同窓会側からも積極的に両者の差異を説明せず、後押しのみして来たことが

皆様のご理解を妨げてしまった側面もあった様であり反省しております。

 

ふるさと会発足の要因として、同窓会に関連する部分を中心に述べると、

近年の昭和大学の受験生が関東近県に集中し、全国の様々な地域からの多様な学生の入学が減少し、

少子化による将来の受験生総数の減少は必須で、関東近県に多数存在する医学部間の

学生獲得競争の激化が想定される中で、且つての「全国区」の大学への回帰を模索する中から、

この発想が生まれたものと理解しております。

学生を中心に大学職員(教員を含め全職種、出身校は問わず)を、関東近県を除いて全国を十数の

区域に分けてそれぞれの地域のふるさと会を立上げ、そこに該当する同窓会の支部からも参加を募り、

相互の交流を図る事がまず第一義で、その後、各支部に対し

大学の受験・入学案内・募集要項等を送付して、広く当該地域からの

受験・入学者の増加を期するもので、

当該支部会員の施設に対し、これらの掲示・受験生の紹介が求められる事になります。

副次的な成果として両者の交流の中から、

学生・職員の将来のUターンに際してのリクルートにも効果が期待されております。

 

「県人会」は同窓会を主体に嘗ては多数の支部で学生・教員を中心に催行されていましたが、

現在は鹿児島や広島位しか活動は無く、同窓会の地方支部の衰退と並行して殆ど消滅しつつあります。

(都内での開催や当該地での支部総会時に学生が参加すれば、県人会の位置づけとなります)

会長就任後は県人会の復活を提唱して参りましたが、学生情報等の入手が困難な為、

中々成果が得られず、ふるさと会の発足を機に、その点の補完が可能と判断致しました。

同窓会各支部は、原則昭和出身者の集まりで卒業生のみで構成され、

全て自己資金で運営されております。

 

一方ふるさと会は、全職種が対象で出身校も問わず、学校法人からの資金で運営されており、

現状は、交流会開催が主体となっております。

従来の大学側からの同窓会に対する要望は、周年事業その他の資金需要の際の寄付金の要請が主体で、

同窓会としても可能な限り対応して参りましたが、

今回は、当該県出身者との交流及びリクルートの可能性の存在、

学生や当該支部出身職員の諸情報が(個人情報保護の関係もあり)

一定の範囲内で共有できることもあり、協働してふるさと会を推進して参りました。

情報共有のメリットは双方にあり、同窓会からは支部会員情報と将来の受験・入学生紹介、

ふるさと会からは最新当該支部出身職員情報と、将来のUターン・リクルート関連の情報は

常時最新のものが提供されることになり、将来的には支部会員増強にも繋がり、

同窓会HPの即時性も担保されることになります。

この関係では双方の組織基盤の維持・安定が不可欠で、どちらかが弱体化してしまうと

結局は双方に悪影響が出るため、節度を保った棲み分けが大前提となり、

各支部は、まず自支部の会員情報の精緻化・即時性の担保を心掛けて戴き、

逐次同窓会本部にその情報を遅滞なく通知して戴くと同時に、

自助努力で自支部会員増強の芽を育てて戴きたいと存じます。

 

医学部同窓会の法人化、定款細則の策定は一応達成致しましたが、

これらは任意団体当時の諸規定に準拠して移行したため、未だ種々の不備が散見されており、

今後も機会ある毎に改定を積重ねて、より現状に即した形に改変していく必要があります。

法人化自体は目的ではなく、非営利とはいえ任意団体であった医学部同窓会が

その定款に記された本会の目的に沿って、会員(社員)、昭和大学ひいては社会に対して、

得られた社会的信用や運営の自由度、永続性の担保等を糧にどの様な活動を行い、

どの様な成果を齎すことができるかが問われることになりますので、

執行部一同、正しく且つ効率的な運営を心掛けて参りたいと願っており、

今後も皆様のご指導を賜り乍ら、その目的に沿った活動及び改定をご提案して参りたいと存じます。

 

                        2020年1月

                      一般社団法人 昭和大学医学部同窓会 

                          理事長(会長) 山本 登(41回)